香る台湾茶は、株式会社檸檬女無天のグループ会社台湾檸檬薄荷有限公司 香飄台湾(シャン ピャオ タイワン)の日本向け注文サイトです。
台湾檸檬薄荷有限公司 香飄台湾が台湾茶を日本のお客様へお届けいたします。
Blog
2026/02/13 21:18
☆茉莉香片(ジャスミン茶)について☆
歴史
ジャスミン茶の起源は非常に古く、1000年以上前の中国・宋代にまで遡ります。もともとは茶葉の品質を維持するため、あるいは香りの強い花を愛でる文化の一環として、福建省の福州を中心に発展しました。台湾へは19世紀後半、清代の開港時代に福建省から製法が伝えられました。当時の台北・大稲埕(だいだいてい)は茶の輸出拠点として栄え、周辺にはジャスミンの花園が広がり、夜な夜な花の香りを茶葉に移す作業が行われていたといいます。
かつては「香片(シャンピエン)」と呼ばれ、宮廷や富裕層に愛されたこのお茶は、現在では台湾を代表する癒やしのお茶として定着しました。特に台湾のジャスミン茶は、ベースとなる茶葉に質の高い包種茶や緑茶を使用するため、香りの華やかさだけでなく、お茶本来の旨味が強いのが特徴です。
生産環境
ジャスミン茶の品質を決めるのは、花の「鮮度」と「タイミング」です。ジャスミンの花は日中に摘み取られますが、実際に花が開き、最も強い香りを放つのは夜間です。そのため、製造現場では花が開く瞬間に合わせて茶葉と混ぜ合わせる作業が、深夜から早朝にかけて行われます。この温度管理と湿度管理は極めて繊細で、職人の長年の勘が求められる過酷な現場から、あの優雅な香りは生まれます。
茶葉
林華泰茶行の茉莉香片は、ベースに厳選された鮮度の高い緑茶を使用しています。茶葉はジャスミンの香りを吸収しやすいよう、若芽を多く含んだ柔らかなものを選別。香りを移し終えた後の「花殻」を丁寧に取り除くことで、雑味のない、お茶本来の黄金色の水色とピュアな香りを実現しています。
香り
人工香料を一切使用しない、天然の花のみによる香付け(窨製)にこだわっています。上質なジャスミン茶は、お湯を注いだ瞬間だけでなく、三煎、四煎と重ねてもなお、花の気配が芯に残ります。その香りは、神経を鎮め、心を穏やかにするリラックス効果があると言われています。
味わい
緑茶のさっぱりとした渋みと、ジャスミンの甘いニュアンスが完璧なバランスで共存しています。喉を通る際の引っかかりが一切なく、清涼感のある甘みが余韻として残るため、脂っこい食事の後や、頭をすっきりさせたいデスクワークの合間にも非常に好まれます。
製造工程(窨製)
「窨製(インセイ)」とは、茶葉と花を交互に積み重ね、茶葉に花の水分と香りを吸わせる工程です。最高級品になれば、この工程を新しい花に取り替えながら3回から7回も繰り返します。1回ごとに茶葉を乾燥させ、熱を取り、再び花を混ぜる。この気の遠くなるような繰り返しの回数が、香りの深みと定着度を決定づけます。
淹れ方
お湯の温度:80℃〜85℃。
茶葉の量:3gに対し150cc。
浸出時間: 45秒〜1分。
アドバイス: ガラスの器で淹れると、茶葉の美しさと黄金色の水色、そして立ち上がる香りを視覚的にも愉しめます。また、冷製(水出し)にするとジャスミンの甘みがより凝縮され、驚くほどフルーティーなドリンクになります。
店主よりアドバイス
「世の中にジャスミン茶は数あれど、本物の『花の命』を吸い込んだお茶は、一口飲めば分かります。林華泰茶行の茉莉香片は、香りが決して強すぎず、それでいて芯が強い。お茶の味を殺さず、花がそっと寄り添うような優しさがあります。私が台北の店でこの香りを嗅いだ時、喧騒を忘れてふっと心が軽くなったのを覚えています。あの一瞬の感動を、ぜひ日本の皆様にもお届けしたいです。」
