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2026/02/13 21:06

☆蜜香紅茶について☆

歴史 
害虫を奇跡に変えた「台湾紅茶再興」の歴史

そのルーツは19世紀、害虫「ウンカ」がもたらした東方美人茶の発見に遡ります。長らく烏龍茶の特権だったこの「蜜の香り」を紅茶に宿す挑戦は、台湾紅茶の低迷期を経て1990年代後半に花蓮県で始まりました。農薬を捨て、あえてウンカを呼び寄せる「自然共生」への転換が、紅茶に新たな命を吹き込んだのです。

決定的な転機は1999年の台湾大地震でした。震災からの復興過程で、環境と調和する「無農薬栽培」が加速し、2006年に正式にブランド化されると、瞬く間に世界の品評会で金賞を席巻しました。夏の猛暑とウンカの飛来という、コントロール不能な自然条件からのみ生まれるこのお茶は、まさに「失敗を至高の価値へ変えた」台湾の職人魂の結晶です。

生産環境


蜜香紅茶が作られる茶園では、農薬の使用は一切許されません。なぜなら、主役である「ウンカ」を呼び寄せなければならないからです。 特に夏の強い日差しを浴び、ウンカが活発に活動する時期に収穫される茶葉こそが、最も強い蜜の香りを放ちます。自然環境をコントロールせず、むしろ自然のサイクルにすべてを委ねることでしか生まれない、非常に希少価値の高いお茶なのです。

茶葉


ウンカに噛まれたことで、葉の成長が止まり、黄色くカールした茶葉。一見すると不揃いですが、その小さな葉の中には「テルペンジオール」という芳香成分が凝縮されています。林華泰茶行の熟練職人が丁寧に揉み込んだ茶葉は、お湯の中でゆっくりと広がり、濃密なエキスを解き放ちます。

香り

お湯を注いだ瞬間に立ち上がる香りは、まさに「蜂蜜」そのもの。東方美人よりも発酵が深い紅茶に仕上げることで、その香りはより重厚で、アプリコットやドライフルーツのような深みのある甘さへと進化しています。

味わい


紅茶特有の収斂味(しぶみ)が非常に少なく、驚くほどまろやかです。口に含んだ瞬間に広がる「とろみ」に近い質感と、天然の糖分を感じさせるような優しい甘みが特徴。飲み終わった後のカップに残る残り香までもが甘く、幸福感に包まれる味わいです。

発酵度


完全発酵(100%)。重厚な発酵を施すことで、ウンカがもたらした成分を最大限に引き出し、紅茶としてのボディの強さと、蜜のような甘い香りを完璧なバランスで両立させています。



焙煎程度


無焙煎、または仕上げの乾燥を目的としたごく僅かな火入れのみ。素材が持つ「蜜の気配」を最大限に尊重し、ピュアな風味を届けるための工夫が施されています。

淹れ方


お湯の温度:
85℃〜90℃。
茶葉の量:3gに対し150〜200cc。
浸出時間: 1分〜2分。

店主よりアドバイス

「蜜香紅茶の魅力は、何と言っても『自然との共作』であるという点です。人間がどれだけ技術を磨いても、小さなウンカが茶葉を噛んでくれなければ、この香りは絶対に生まれません。林華泰茶行が選ぶ蜜香紅茶は、その香りの『透明感』が違います。お砂糖を入れずに、自然がくれた本物の甘みをぜひ体験してみてください。紅茶に対する価値観が、きっと変わるはずです。」