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2026/02/13 20:54

☆紅玉紅茶について☆



歴史


紅玉紅茶(台茶18号)の歴史は、1940年代にまで遡る壮大なプロジェクトから始まります。当時の台湾では、世界に通用する独自の紅茶を作るため、ミャンマー原産の「ビルマ大葉種」と、台湾の奥深い山々に自生する「台湾山茶(原生種)」を交配させる試みが始まりました。 しかし、理想の香りと味を安定させるのは至難の業でした。研究者たちが幾多の失敗を重ね、ついに1999年、50年以上の歳月を経て正式に発表されたのがこの「紅玉」です。その名は、宝石のルビーのように美しい紅色の水色に由来し、今や世界中の紅茶愛好家が指名買いするほどの存在となりました。

生産環境


紅玉紅茶の主な産地は、台湾中部の景勝地・日月潭周辺です。標高600〜800mに位置するこの地は、湖から立ち上がる深い霧が茶樹を潤し、年間を通じて温暖多湿な、まさに紅茶栽培の「聖地」です。この独特な微気候(マイクロクライメイト)が、紅玉特有のスパイシーな香りを育む重要な鍵となっています。

茶葉


大葉種特有の、力強くよじられた美しい黒褐色の茶葉。原生種の血を引くその葉には、生命力あふれる成分が凝縮されています。お湯を注ぐと、乾燥した状態からは想像もつかないほど芳醇な香りのエネルギーが爆発します。

香り


最大のアイデンティティは、天然のミントやシナモンのようなスパイシーで清涼感のある香りです。これは他の紅茶には絶対に見られない特徴で、「台湾香」として国際的にも高く評価されています。カップの温度が下がるにつれ、香りはより深く、蜂蜜のような甘さへと変化していきます。

味わい

紅茶らしいしっかりとしたボディ(飲み応え)を持ちながら、渋みは非常に丸みを帯びており、喉を通る瞬間の滑らかさは格別です。飲み干した後に、喉の奥から甘みがじわじわと戻ってくる「回甘」の強さは、上質な台湾茶の証です。

発酵度


完全発酵(100%)。しっかりと発酵を完了させることで、大葉種が持つ力強いポテンシャルをすべて引き出し、深いコクと高貴な赤褐色を創り出しています。



焙煎程度


基本的には無焙煎、または極めて軽い火入れのみ。紅玉が持つ繊細で野性的な香りを一切損なわないよう、素材そのものの風味を活かした仕上げになっています。

楽しみ方・淹れ方


お湯の温度:
90℃〜95℃の熱湯。
茶葉の量: 3gに対し150〜200cc。
浸出時間: 1分〜1分半。
アドバイス: 高温の短時間抽出が、この茶の「香り」を最も引き立てます。また、あえて水出しにして一晩置くと、ミントの清涼感が際立ちます。


店主よりアドバイス

「初めて紅玉紅茶を飲んだ時、鼻に抜けるメントールの爽やかさに心底驚きました。多くの紅茶を飲んできましたが、これほどまでに『野生の生命力』と『洗練されたエレガンス』が同居しているお茶は他にありません。林華泰茶行の紅玉は、特にその香りの純度が違います。紅茶の概念を変えたい方、大切な方への特別なギフトを探している方に、私は迷わずこの紅玉をおすすめします。」