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2026/02/13 20:20
☆紅烏龍茶について☆
歴史
紅烏龍茶は、新しいお茶に分類されます。2008年に台東県の茶業改良場台東分場によって開発されました。このお茶の誕生には、気候変動と産地間競争という現代的な課題が背景にあります。標高が比較的低い台東県(鹿野地区など)の茶園は、高山茶の人気に押され、苦境に立たされていました。そこで茶業改良場の研究員たちは、低地の高温多湿な環境を逆手に取り、発酵を極限まで進める(重発酵)手法を考案しました。
この技術的ブレイクスルーにより、烏龍茶の製法をベースにしながらも、水色は紅茶のように赤く、味わいは烏龍茶の喉越しを持つ、全く新しいカテゴリーが誕生しました。夏場にウンカの被害を受けた茶葉を使用することで、東方美人のような蜜の香りを持たせることも可能になり、発売からわずか数年で台東の特産品として定着しました。伝統に縛られず、科学的アプローチによって産地の活性化を成功させた紅烏龍茶は、台湾茶の歴史における「21世紀のルネサンス」と呼べる存在です。
生産環境紅烏龍茶の多くは、標高1,000メートルを超える高地で栽培されます。 強い日差しと、夜間に立ち込める冷涼な霧。この過酷な寒暖差が、茶葉の中に紅茶のような濃厚なポリフェノールと、烏龍茶の清々しい旨味を同時に蓄えさせます。この「山の気」が、紅烏龍茶の持つ複雑で奥深いフレーバーの源泉となっています。
茶葉
しっかりと丸められた、深く艶やかな黒褐色の茶葉。烏龍茶特有の「重揉捻(じゅうじゅうねん)」を施すことで、お湯を注いだ瞬間にエキスが濃厚に溶け出し、紅茶にはない「とろりとした質感」を生み出します。
香り
完熟したピーチやライチ、あるいは質の良い蜂蜜を思わせる、極めてフルーティーで甘い香りが特徴です。淹れた直後だけでなく、冷めていく過程で香りがさらに甘く変化していく様子は、まさに芸術的です。
味わい
紅茶のような力強いコク(ボディ)がありながら、後味はどこまでも烏龍茶らしく軽やか。渋みが非常に少なく、甘みの余韻がいつまでも喉の奥に留まる「回甘(かいかん)」を存分に愉しめます。
発酵度
極高発酵(90%以上)。紅茶(100%発酵)に限りなく近い発酵を施すことで、果実のような甘い香りを引き出しています。


焙煎程度
軽焙煎。発酵によって生まれた繊細な果実香を損なわないよう、火入れは最小限に留め、素材の持つポテンシャルを最大限に活かしています。
淹れ方
お湯の温度: 90℃〜95℃の熱湯。
茶葉の量: 3gに対し150〜200cc。
浸出時間: 1分〜1分半。
アドバイス: ストレートでその香りを愉しむのが最高ですが、あえて少し濃いめに淹れて、ロックアイスに注ぐ「急冷アイスティー」も絶品です。果実香がより一層際立ち、夏の贅沢な一杯になります。
店主よりアドバイス
「台湾で初めて紅烏龍茶に出会った時、『これはお茶の未来だ』と直感しました。林華泰茶行の紅烏龍は、紅茶のような華やかさがありながら、最後にはしっかり『台湾烏龍茶の気品』が着地する。このバランスが絶妙です。紅茶好きの方には新しい驚きを、烏龍茶好きの方には究極の癒やしを。私が自信を持っておすすめする、現代台湾茶の傑作です。」
