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2026/02/13 19:10
☆凍頂烏龍茶について☆
歴史
清代からの系譜と競技会文化
凍頂烏龍茶は、台湾で最も古い歴史的バックグラウンドを持つ銘茶の一つです。1855年(清の咸豊5年)、南投県鹿谷郷出身の林鳳池が、福建省での挙人試験に合格した帰路、武夷山から持ち帰った36本の「青心烏龍」の苗木がルーツとされています。そのうちの12本が凍頂山の厳しい傾斜地に植えられ、成功を収めたのが始まりです。凍頂(トントン)という名は、入植者が裸足で険しい山頂を目指す際、凍えるような道で足指に力を入れた(凍脚)ことに由来するという説があるほど、栽培環境は過酷でした。
1974年、当時の行政院長・蔣経国が鹿谷郷を視察し、その品質を高く評価したことで「凍頂烏龍茶」の名は一躍全国区となりました。さらに1976年から始まった「凍頂烏龍茶優良茶コンテスト(競技会)」は、製茶技術の向上に決定的な役割を果たしました。この競技会で求められる「中程度の発酵」と「しっかりとした焙煎」という基準が、現在の凍頂烏龍茶のアイデンティティである、喉越しの甘み(回甘)と芳醇な焙煎香を形作ったのです。
生産環境
凍頂烏龍茶の故郷は、台湾中部・南投県鹿谷郷にある凍頂山周辺です。
標高は約700〜1,000メートル。高山茶に比べると標高はやや低いものの、この地域特有の湿潤な気候と、絶え間なく発生する霧が茶葉を優しく包み込みます。
この恵まれた湿度と、凍頂山特有の粘土質の土壌が、茶葉に力強い生命力と独特のコクを与えます。林華泰茶行が厳選する凍頂烏龍茶は、この伝統的な産地の中でも、特に土壌の力が強い茶園の葉を使用しており、飲むたびに大地のエネルギーを感じさせてくれます。
茶葉
茶葉は、熟練の職人の手によって固く締められた「半球状」をしています。深く落ち着いた緑色の中に、焙煎によるほのかな艶が宿っています。お湯を注ぐと、固く結ばれた茶葉がゆっくりとほどけ、伝統の技が凝縮された豊かなエキスが溶け出します。
香り
最大の魅力は、焙煎(火入れ)が生み出す芳醇なアロマです。咲き誇る花のような華やかさと、どこか懐かしく温かいナッツや蜂蜜を思わせる香ばしさが重なり合い、重厚な層となって鼻腔をくすぐります。
味わい
口当たりは非常にまろやかで、厚みのある味わいです。最大の特徴は、飲んだ後に喉の奥から込み上げる「喉韻(コウイン)」と呼ばれる甘い余韻。一度口にすれば、数分間はその心地よい残り香に浸ることができるほど、深い充足感を与えてくれます。
発酵度
中発酵茶。緑茶に近い軽発酵のお茶とは異なり、しっかりと発酵を促すことで、お茶に奥行きのある複雑な風味と「格」を持たせています。


焙煎程度
中焙煎。凍頂烏龍茶の魂は、この「火入れ」にあります。職人が数日間かけて、茶葉の様子を見極めながらゆっくりと熱を加えることで、茶葉の持つポテンシャルを最大限に引き出します。この焙煎の技術こそが、林華泰茶行の凍頂烏龍茶が「他とは違う」と言わしめる所以です。
楽しみ方・淹れ方
お湯の温度: 95℃〜100℃。沸騰したての熱いお湯を使うことで、凍頂烏龍茶の深い香りと焙煎のコクがより鮮明に引き立ちます。
茶葉の量: ティースプーン1杯(約3g)に対し、150〜200ccのお湯が目安です。
浸出時間: 1分〜1分半。二煎目以降は少しずつ時間を延ばしてください。
楽しみ方: 凍頂烏龍茶は、冷めていく過程でさらに甘みが際立ちます。一煎目は熱い状態で香りを愉しみ、二煎目以降は少し温度が下がった際の「とろりとした甘み」を味わうのが、通好みの愉しみ方です。
店主よりアドバイス
「台湾に住んでいた頃、数えきれないほどの凍頂烏龍茶に出会いましたが、林華泰茶行のそれは『火の通し方』が格別です。香ばしさの奥に、茶葉が持つ本来の瑞々しさがしっかりと息づいている。この絶妙なバランスこそが、私がこのお茶を選んだ理由です。」
